IELTS 攻略法 ~スピーキング編~


IELTSのスピーキングには基準(criteria)があって、その基準に沿って15分間の面接を判断します。実は仮にネイティヴがなんの準備もなく試験を受けると下手をすると6.5台になってしまう可能性もあるのです。その意味で、どれだけ“点数稼ぎ“ができるかどうかが勝負の分かれ目です。

7.0を越えようとすると文法間違い、言い間違えを極力減らし慣用句や諺、または専門範囲での難解語句を多用することが必須となります。8.0台となると、日本語訛りを0にして、英語ネイティヴの何処かの国のアクセント、例えばアメリカ訛りやイギリス訛りを出す必要があります。勿論単語文法レベルでも混同は許されません。そう言う意味では、このクラスになると現地に数年住んだほうがよさそうですね。492日とか(劇爆w

次にスピーキングの構成ですが、3つのセクションからなり、タスク1の世間話から、タスク2のお題を与えられて2分間でストーリーをプレゼンする、そして、タスク3はタスク2のお題を元によりアカデミックに自分の意見を組み立てて話すことが求められます。

実際、6.0台狙いで行くのなら、タスク2までの対策で、早い話、勝手に作ったストーリーを暗記して、質問に合わせて変えて行くと言うこともできますが、やはりそれだとタスク3で内容が薄くなる。どうしても背景知識や英語のロジックを理解している必要があります。

シンガポール人の受験生。スコアは8.5。英語が公用語の国なだけにやはりハイスコア。

特に 1:42の One typical example come to mind などは典型的なdiscourse marker と呼ばれ

アカデミックスタイルでは高得点を稼ぐのに必須のテクニック。

※改めて彼のインタビューを聞いてみると東アジア人特有の訛りを感じる。なんか中国系や日本人は声が高いイメージ。

タスク2攻略法

タスク1は雑魚だから省略して(ここでつまづくと5.0台を切る)、タスクの攻略法ですが、お題が得意不得意が出る可能性があるので、最初に質問事項に的確に答えて(15秒くらい)、後は自分で事前に考えておいたストーリーを上手い具合にテーマにはめ込むと言うもの。

例えば、質問が天気に関することであれば、最初に晴れの日が好きで、などと答えておいてから、自分の関わったプロジェクトを上手い具合に晴天と絡めて答えればOK。勿論慣用句や諺を無理やりぶち込むw 時間は2分を過ぎてもストップをかけられるだけで特にペナルティーはないので、とりあえず内容の濃いストーリーを事前に用意しておくのがコツ。また、過去、現在、未来とストーリーの流れをしっかり組み立てておけば、文法面での加点も期待できます。

一度waitingについて、と言う質問が出た時、あまりにも抽象的すぎでどう答えようかあっせった時がありましたが、無理やり自分の会社のプロジェクトに結びつけて点数稼ぎしてやりました。勿論途中で話は脱線。それでもその時は6.0はいってましたな。

スペイン人の受験生。多少訛りがあって聞き取りづらいですが、スコアは同じく8.5。

その意味では淀みなく喋れれば、ある程度の訛りは低評価になりずらい。

※改めて彼のインタビューを聞き直すと、声が低く非常に聞き取りやす。なんか、実際現地に行って思ったことは、声を低くしてしゃべったほうが喋りやすく聞き取りやすいようだ。

タスク3のキモ

7.0への分かれ目は勿論このタスクなのですが、後述するライティングとも密接に関わる、英語のロジックを十分に理解しておく必要があります。英語のアカデミック文章というのは最初にトピックセンテンスと呼ばれる、結論から初めて、そこから各自アイデアや具体例を並べていく構造となっております。プレゼンもこれに似たところがあり、最初にファーストリアクションか独自の意見から始めて、その後にその意見を裏付ける具体例、最後にあれば反対意見等も混ぜるとストーリーがすっきりします。

また、話し方にもコツがあり以前紹介したC1の動画の教授のようなアカデミック構文を多用した話し方の方が、タスク3においては高評価を受けます。この手の言い回しは一旦覚えて仕舞えばいくらでも応用が効きますし、何よりもライティングにも十分に活かせるので、もし、ワンランク上のレベルを目指すならば是非ともチャレンジして見てください。

アカデミックな表現って何?(得点加算のコツ)

IELTSでは言い替え表現(paraphrasing)、慣用表現や諺はかなりの高評価を受けます。ですので英単語を覚える場合はこの手の“気取った“言い回しを覚えて言ったほうが後々楽になってきます。

言い替え

例えば「最新のテクノロジー」と言った表現の場合、

自民党の麻生氏が恥ずかしげも無くドヤ顔で“brand new technology“と言ったのは記憶に新しいですが、この他にも、

state-of-the-art、top totch、world beating、innovativeなどの言い替えが可能で、寧ろ同じ言葉を極力使わないほうが高得点が狙えます。

てか何でこの人ドヤ顔なの?なんか怖いよ、、、

※ダニング=クルーガー症候群といわれるなぜか根拠のない自信に満ち溢れている方はたまにいらっしゃいますが、それはそれで精神衛生上悩みがなくていいのかもしれない。特に政治家とか。羨ましい。


慣用表現

イデオムのことですね。実際に外国人が日本語でこう言った表現ができると、おぉっと感動するのと同じく、表現力にかなりの幅をもたせることが可能です。

例えば

Time flies like an arrowと言う表現がありますが、これに加えて、

Fruit flies like a bananaなんて表現も知っていたら、ネイティヴを笑顔にすること間違いなしですw 理由はって?それは自分で調べてね。

他にも比喩表現になりますが、

Horse laughing、as cute as a kitten、as cool as a cucumber などなど、日本語とはニュアンスの違いがあるので、覚えてて結構新鮮でした。

カッパが冷蔵庫からキュウリを盗んだと言いたいなら

She said on FB, "It was as cool as a cucumber which a water imp pilfered from the refrigerator."

It's freaking weird because she is DEFINITELTY delusional.

素晴らしい例文ですね。

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